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Shinya
Okano

岡野 真也Art Director

「ブスブスとそこいらにあるみてくれだけの不完全燃焼とはわけが違う。ほんの瞬間にせよ眩しいほどに真っ赤に燃え上がるんだ。そして後には真っ白な灰だけが残る。燃えかすなんか残りゃしない!真っ白な灰だけだ…」

突然ですが、これは「あしたのジョー」の名台詞です。

僕は「あしたのジョー」がとにかく好きで、主人公の「矢吹丈」は僕の人生のロールモデルとなっています。誇張抜きで。ボクシング一筋でほかのことには興味なし。不屈の精神力、闘志。優しさ。

ただ熱いだけではなく、心の芯にある空虚感とそこからくる悲哀。すべてが格好良くて、僕もデザイン一筋で、死ぬときはマウス握ったまま真っ白に燃え尽きれたら…と妄想して生きてきました。とくにアニメ「あしたのジョー2」は素晴らしく、監督である出崎統の演出が、僕の人格形成に与えた影響は計り知れません。極端な例えですが、僕の視界は、まるでインスタグラムのフィルターのように、出崎氏の演出フィルターを通して世界を見ているような気がします。

中学生の時に好きなアニメーターに弟子入りさせてくれとスケッチ入りの手紙を送ったこともあります。

いきなり、僕のロールモデルの話をしてしまいましたが、少し僕のルーツについても紹介します。
僕は典型的なサバービア環境で生まれ育ちました。埼玉県狭山市というところなのですが、特に何の不自由もなく育ち、幸か不幸か語るべきドラマチックなエピソードは何もなく平凡な幼少期を過ごしました。

が、小学校高学年くらいから、漫画とかアニメとか映画にやたら影響を受け始めます。
そして、作品の制作者を深堀りするのが異常に好きでした。例えば、アニメをみたらストーリーよりも作画と演出に興味を持ってしまい、この作画監督は、あの作品にもかかわっているから見ておこうとか、子供ながらにアニメもそういう見方をしてました。

「出崎統」に傾倒し始めたのもこの時期です。
一度、中学生の時に好きなアニメーターに弟子入りさせてくれとスケッチ入りの手紙を送ったこともあります。
高校時代は音楽と映画にどっぷりはまりキーボードを買って作曲もどきをしてました。スカしてトムウェイツや坂本龍一なんか聴いて、今考えると典型的なサブカル中二病の時期でした。

そのうち音楽よりもジャケットのデザインに興味を持ち始め、グラフィックデザイナーという職種を知り美術大学に進学しました。
この時期から狂ったようにCDを買いはじめ、今では4000枚くらいのコレクションに膨らんでます。いま考えると、僕のデザインの引き出しに最初に入ったのはCDジャケットのデザインでピーター・サヴィルの作品だった気がします。

大学卒業後グラフィックデザイナーを経てWebデザインの道に入りました。
現在は、Webを中心にグラフィック、映像などのアートディレクション・デザインを生業としております。

デザインを生業としてからは、実際に「矢吹丈」ほどストイックに徹しきれてはないんですが、僕の日常生活の8割はデザインが占めており、常にタイポグラフィとモーションデザインの白昼夢を見ながらすごしてます。これも誇張無しで。
僕からデザインをとったら何も残らない、そうい言うと格好良いんじゃないかと思ってるんですけど、その他のあらゆる分野においては、無能と呼ばれても間違いではなく、ライデンのメンバーやプロジェクトパートナーのみなさんに支えられ、馬齢を重ねています。

自己紹介ということで、精神論的なエモい内容の文章になってしまいましたが、エモついでに、最後に僕のプライベートワークを紹介します。

僕はどんな海外の絶景よりも、日常の景色が一番美しいと感じてまして、そんな日常のエモーショナルな感情を何かで表現できたらと思い、スケッチ的な感覚で映像作品を淡々と作りためてます。
日常風景にノスタルジックな心象風景を重ねた、極めて個人的な作品達なので恥ずかしいんですけど。まだまだ稚拙なので、デザイン共々今後も精進したいと思ってます。

ちなみに今までの作品は、「Andrei Tarkovsky」「実相寺昭雄」「Stanley Kubrick」「jim jarmusch」「The Beach Boys」「Death Cab For Cutie」「The verve」「FEIST」からインスピレーションを得ました。僕という人間を知っていただく上でも参考になるかもしれませんので、ご覧になって頂けると嬉しいです。

アートディレクター 岡野真也

https://vimeo.com/272275612
https://vimeo.com/user4383448

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