ブランド(BRAND)は「焼印」を意味する英語のBURNED、または古ノルド語のBRANDRが語源と言われています。
いずれも、放牧している牛が他人の所有する牛と紛れて分からなくなることを防ぐために、「焼印」を付けたことに由来します。
こんにちは、ライデンBlog担当です。
ブランドデザインは、当然ですがロゴやカラーのようなデザイン要素だけにこだわればいいわけではありません。ブランドの根幹をなすアイデンティティの開発、戦略策定からビジュアル開発にいたるまでの総合プロデュースを実行できることが重要です。
この記事では、ブランドデザインの概要とメリット、プロセスついて解説します。
ブランド(BRAND)は「焼印」を意味する英語のBURNED、または古ノルド語のBRANDRが語源と言われています。
いずれも、放牧している牛が他人の所有する牛と紛れて分からなくなることを防ぐために、「焼印」を付けたことに由来します。
のちに、商品の品質保証のため生産者を区別する手段として、焼印が「商標」に変化し、現在の「BRAND」の元となりました。ブランドは信頼の証であるとともに、他社との差別化を表します。
ブランドデザイン(ブランディングデザイン)には、2つの捉え方があります。
1:狭義:ブランドをビジュアル的に形づくるもの。名称やロゴ、カラーなどのデザイン要素を決定すること。
2:広義:商品・サービスがユーザーに認知・愛好される状態(ブランド)をつくりだすための、あらゆるブランディング活動をデザインすること。
ここで言う「ブランドデザイン」とは広義の意味。他社との差別化を目的とし、強いブランドを生む仕掛けをつくります。
3つのアイデンティティ
私たちライデンでは、次の3つをベースにブランドのデザインを考えます。
1番目の概念であるコーポレートアイデンティティ(CI)は企業戦略そのもの。
社会のなかで誰にどんな価値を提供するのか、そのための企業ビジョン、行動指針、判断基準、顧客とどのようにコミュニケーションするか、あらゆる面から企業の人格を定義したものと言えます。なのでひとことで言い表せるものではありません。
マインドアイデンティティ(MI)は、理想的な、企業のあるべき姿。経営理念など、その企業の「哲学」とも言えるでしょう。ちなみにライデンの主要なMIは
という2点に収斂させています。
3つ目のビジュアルアイデンティティ(VI)は、消費者に対してブランドが何者であるかを端的に示すデザイン要素。商標・ロゴ・カラーなどの統一化されたデザインで消費者にブランドを認知させます。直接目に見えるわかりやすい部分なので、ここの品質が低いと非常にもったいないことになります。
3つの概念の関係としてはVI・MIがコーポレートアイデンティティ(CI)を構成する要素になっており、この3つに加えて駆動指針を意味するビヘイビア・アイデンティティ(BI)と呼ばれる概念を加えることもあります。ちなみにライデンのBIもいくつか定義されていますがその中でも
という部分を、私は心がけています。
ロゴを含めたブランドデザインを統一するメリット
上記で解説した3つ(BIも含めれば4つ)の概念をしっかり統合させてブランドデザインを進めることには、次のようなメリットがあります。
ブランドデザインとは極論すれば、消費者を含めた社内外のステークホルダーに対し、ブランドが「どう思われたいか」というコントロールとも言えますので、
意図した通りの結果を手に入れるための施策全体がブランドデザインと言えるでしょう。
以下の表に、ブランドデザインの一般的なプロセスをまとめました。
デザインプロセス | 内容 |
ブランド戦略 |
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コンテキスト(文脈) |
|
カスタマージャーニー |
|
ビジュアルデザイン |
|
ブランドのアップデート |
|
以下の表に、ブランドデザインの実務領域をまとめました。
実務領域 | 内容 |
プランニング | 調査・企業理念および、商品/サービスコンセプトの言語化・ブランド戦略の立案 |
コンサルティング | ブランドのデザインプロセス全体にわたる一貫した関与と助言 |
プロデュース/ディレクション/制作 | 制作内容の立案とプロジェクトの統括・実務進行 |
考えるべきポイントとして、以下の6点がポイントとして挙げられます。
なお、ライデンでは「デザインブランディング」という言葉を使っており、つまり「デザイン」と「ブランド」の順番が逆なんですが、
その理由は弊社代表井上のアツい記事に書かれています。
なお、ライデンのデザインブランディングは、上記のようなプロセスを経て最終的な制作物を創り出すわけですが、しっかりと下記の5要素に着地させることを重要視しています。
ライデンの役割は、皆様のビジネス課題に伴走し、利益を創出することです。
皆様のブランディングを成功させるためのデザインコンサルタントとしてはもちろん、デザイン部門のメンバーとして、またクリエイティブのプロフェッショナルとして、貴社に寄り添ったブランディングをご提案いたします。
ブランディングはライデンにご相談ください。
関連記事(弊社代表井上のアツい記事)
https://www.ryden.co.jp/blog/551/
https://www.ryden.co.jp/blog/552/
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