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フツーの会社をフツーじゃなくするパーパスの硬度

2022.07.26
ブランディング
井上 雄一郎

こんにちは。
株式会社ライデンの井上です。今回は企業のブランディングについて。
ブランディングという面でみるとフツーの会社が99%くらいなわけですが、
パーパスの硬度を高めて、フツーから外れて、企業価値高めて、
むりやりM&Aしなくても済むように強い会社を作りましょうという話です。

M&A大盛況

最近、M&Aが活発になってきてる気がします。 いや、気がするじゃなくて実際そうなんですが、 M&Aや事業継承を仲介する企業、ここ数年でかなり増えてます。

ちなみに国内2021年のM&A件数は4,280件で2020年と比べると14.7%増だそうです。そしてIPOはどうかというと、こちらも2021年の件数は125社、2007年以来の100社越えを記録しているらしいです。

だからなんだという話なんですが、

なぜこんなことを書くのかというと、

僕の想像する近未来の社会イメージというのがあって、

どんな社会かというと

超絶グローバル化されていて、

あらゆる産業で超絶巨大企業による寡占が進んでいて

中小企業という存在はほぼ不要になっていて、

そんな超絶コングロマリット企業群で働いているエリートが住んでいる真っ白な世界と、

エリートを目指さなかった人々、エリートになれなかった人々、

要するに低所得の人たちが生息するカオスでブレードランナーみたいな社会があって、

でもお互い対立とかはしてなくて、エリートがブレードランナー界隈でお金を使うから

社会はちゃんとまわってる。

みたいな世界を想像してます。

巨大企業か、極小個人商店か、みたいなイメージです。

しかもグローバル過ぎて国家や民族が営々と紡いできた個性は雲散霧消している。

脱線気味ですが、

僕は、そんな社会はイヤです。

いろんな会社があって、ひきこもごもで、カオスで、超絶巨大コングロマリットが幅を効かすような社会はなんかヤダなぁと。便利なんでしょうけど。

いろんな個性の企業が主張してた方がいい

だいたい会社、企業というものは創業者の考えが色濃く反映されています。 会社=創業者、みたいなものです。

でもその個性をきちんと見える形で浸透させて、

「うちの組織は絶対存在してないとだめなんだ!」というパーパスが

ダイヤモンド級の硬度を持ってないといけません。

鉛くらいの硬度のパーパスだと、すぐにグニャッといってポイです。

いや、そもそも売却がゴールだということもあるかもしれませんが、

それでも、企業価値を高めるには個性的で強いブランドが必要です。

とにかく、「フツーの会社」には魅力がありません。

フツーの理念

フツーの製品、サービス、

フツーの価格、

フツーの言葉、

フツーのレスポンス、

フツーのビジネス体験、

サスティナブルだけど代替可能な会社、

複数ある調達先のひとつだと認識される会社、

なくなっても誰も困らない会社、

イヤですよね。

逆なら最高です。

「うちの会社がなくなったら日本、ひいては世界の損失だろ!!!」

と自分で思えるような会社にしましょう。

それがコーポレートブランディングなのです。

単にビジュアルデザインとか、そういう話ではないのです。

この記事を書いた人

クリエイティブプロデューサー
井上 雄一郎
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