RYDEN

高級感のあるデザイン

2022.04.11
デザイン ブランディング
井上 雄一郎

こんにちは。株式会社ライデンの井上です。

「高級感 デザイン」というワードが結構検索されているようです。私たちライデンに限っていえば、常に「高級感」を意識しているとかそんな事はなく、表現のベクトルとして高級な印象が必要であれば、そういう印象を与えるデザインアプローチをとる、というくらいの感覚です。

でも、ひょっとしたらまだ経験の少ないデザイナーや、そもそもデザインの専門家ではないクライアントの皆さんにとっては、どういうものが高級な印象を与えるのか、言語化しにくいのかもしれませんね。

ということで私が、
めちゃくちゃ分かりやすく「高級感のあるデザイン」について書きます。

高級感のあるデザインを作る方法

まず、視覚的な印象として高級感を感じてもらいたいという前提で書きます。既に高級ブランドとして認識されているとか、そういう場合は除く、です。

こないだ表参道をジャージで散歩していたら、GUCCIのドラえもんTシャツを着た兄ちゃんとすれ違いました。

この謎コラボのことを知らなければ、
https://www.gizmodo.jp/2020/12/doraemon-x-gucci.html
パチモンをおしゃれに着こなす若者、くらいな感じで視界にも入ってこないかもですが、知っていたので、そこはかとない高級感を感じました。

すごいですねブランドって。

ということはさておき、

高級な色

黒とか、燕脂とかで明度はどちらかと言えば低め、且つ彩度が強いと、なんか強そうなイメージになります。トーンで言えば、ダルトーン、ストロングトーン、ディープトーンでしょうか。
https://www.color-site.com/pccs_tones
原宿ゆふるわシティポップ、な雰囲気とは違いますよね。

全部見せない

あと個人的には、全部見えてない方が、価値を感じるというか、照明が当たってない部分があるとかグラデーションで30%くらい隠れてるとか。昔メルセデスのティザーで、暗闇にヘッドライトだけが浮かび上がってる広告があって、若かった僕はせっせとオマージュ(パクリではない)を捧げる機会を探してました。

例えばこんな感じ
https://besthqwallpapers.com/cars/darkness-mercedes-amg-gt-headlights-2017-cars-supercars-15956

めちゃくちゃな手間隙を感じさせる何か

単にパソコンで一色塗りました一丁あがりー、ではなくアナログで何度も何度も色を重ねて生み出した深み、みたいなものとか。

日本画の厚塗りとか、分かりやすいかもしれません。
https://eclat.hpplus.jp/article/34140

対比

対象を引き立てる何かと組み合わせることで、よりプレミアムでラグジュアリーでセクシーな印象を与えられます。例えばこれとか。https://divnil.com/wallpaper/ipad/item_3/download-wallpaper-2048×2048-mercedes-benz-amg-gt-s-2016-rear-2048-x-2048_f1f27b36601f795bb3d32a5a2360a95d.html

どこですかこれは。時間とお金から解放されたリッチしか入ることが許されない場所、みたいな感じがしてラグジュアリーです。

ちなみに加える要素のベクトルをちょっと変えると、また印象は変わります。
https://www.pinterest.ru/pin/25895766598312158/

リッチとビッ○の組み合わせです。

ある程度までは知識でつくれる

こういうベーシックなアプローチを知らないと、なかなか高級感を作り出すことができません。いわゆる、デザインの引き出しが少ないというケースですね。感覚だけではどうにもならない。

逆に、こういう知識を持っていれば、ある程度のレベルまで到達するのは早い。試しにピンタレストで「高級感 デザイン」でみてみましょう。

やはりプロがつくる高級感イメージは、しっかりポイントをおさえてますよね。

色相、トーン、表現方法、しっかりと考えられてます。ただ見た感じ、フォントで損してるものも多いですね。

多分、現代であればクライアント、クリエイティブパートナーとで、こういうリファレンスを見ながらディスカッションすれば、ある程度の合意は形成できると思います。ただ、高級感を生み出しているものは何か、ということが分かっていた方が、明らかに視座の高い議論ができます。

分かってないと、高級感の中に高級感をコロす要素を入れてしまって高級度75点だったものが高級度55点に下がってしまうことって、よくあります。

平均点を超えてからが勝負

さてベーシックな高級感を出すには、ということを書きました。

この方法論は高級感だけでなく、80’sとか、サイケデリックな感じとか、バブルな感じとか、若い感じとか、良いチープ感とか、シティポップとか、バカっぽいとか、賢そうとか、楽しそうとか、シリアスとか、アメリカっぽいとか、イギリスっぽいとか、日本ぽいとか、新宿っぽいとか、それらを形成しているものがなにか、ということが分かればある程度作れます。

ある程度作れるというか、ベクトルを伸ばす方向が固まるので時間のロスが少ない。

が、そこからどれだけ、質を上げられるか、1歩とか2歩とか3歩抜け出るか。圧倒できるか。
ここからがデザイナーの戦いです。ここから先が、付加価値の世界です。

ひょっとしたら、クライアントも社会も、そのデザイン、いやアートワークの質を感じることができないかもしれません。

しかしデザイナーはその付加価値にこだわるのです。
自分という人間を乗せて。社会に叩きつけるのです!

ロックですねぇ……

「ロックはしんだ」とは言わないでください。

ちなみに僕は昭和歌謡もヒップホップもテクノも、大好きです。

この記事を書いた人

クリエイティブプロデューサー
井上 雄一郎

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